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開業・運営ノウハウ

カフェの製氷機は何kgが必要?杯数・ピーク・貯氷量の計算例

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製氷機の25kg・35kgなどの数字だけでは選べません。ドリンク杯数からの試算、貯氷量、夏場の能力、給排水と設置の確認を整理します。

カフェの氷ストッカーとアイスドリンク。
先に、この記事の結論

1日の氷使用量と、最も集中して使う時間帯の量を分けて計算します。製氷能力は1日あたり、貯氷量はためられる量なので、両方が営業に合う機種を選びましょう。

まず1杯の氷を量ってから計算する

グラスの容量だけでは氷の重さは決まりません。氷の形、入れ方、ドリンクの分量で変わります。提供予定のグラスに試作用の氷を入れて量り、メニューごとの使用量を記録します。

1日の杯数は店内と持ち帰りを合算します。アイスコーヒーだけでなく、水の提供、仕込みや冷却に使う氷も用途別に整理してください。食材などを冷やす用途と提供用の氷は、衛生管理上の扱いも決めておきます。

氷の必要量を試算。1杯の氷を量る。通常日・繁忙日の杯数。ピーク1時間も別に計算
氷の必要量を試算(編集部作成)

60杯の店を仮定した計算例

説明用の試算。必要能力の推奨値ではありません
使い方仮定必要量
アイスドリンク60杯 × 120g7.2kg
その他の用途別途見積もった量2kg
合計7.2kg + 2kg9.2kg/日

この例で9.2kg使うから、製氷能力10kgの機種で必ず足りるわけではありません。営業前にためられる量、暑い厨房での能力、ピーク中の消費を別に考えます。使用量に余裕を足す場合も、一律の倍率で済ませず繁忙日の杯数へ置き換えましょう。

製氷能力と貯氷量を混同しない

製氷能力は所定条件で一定時間に作る量、貯氷量はためておける量です。短時間に注文が集中するなら、1日の能力だけでなく、ピーク開始時にどれだけ氷があるかが重要です。

例えば1時間に20杯、1杯120gなら、その時間のドリンク用は2.4kgです。作りながら補充される分は機種と環境で変わるため、販売店へピークの杯数を伝えて確認します。製品名の数字を貯氷量だと思わないよう、仕様欄を分けて見ましょう。

仕様の数字は別々に読む。1日に作る=製氷能力。ためられる=貯氷量。周囲温度・水温の条件
仕様の数字は別々に読む(編集部作成)

夏場・設置環境を販売店へ伝える

メーカーも空冷機の製氷能力が夏場に低下することを案内しています。カタログ値には周囲温度と水温などの条件があるため、比較する値の測定条件を合わせます。熱源の隣に置くなどの条件も事前に共有してください。

電源、給水、排水、必要な放熱スペース、清掃のために開ける場所を確認します。寸法が収まっても配管が無理に曲がる、フィルターを外せない、といった設置は避けたいところです。工事の担当者と機器の販売店の両方で設置図を照合します。

見積依頼は杯数と時間帯を添える

「アイスドリンクは通常○杯、繁忙日○杯、ピーク1時間○杯、1杯あたり氷○g。その他の用途○kg。厨房の設置予定図はこちら」と伝えると、能力の候補を絞りやすくなります。氷の形もメニューに合わせて選びます。

楽天で候補を見る場合も、能力・貯氷量・設置費の3つを確認してから購入してください。中古は清掃・整備の状態と保証まで比較します。

開店後は氷の残量を時間帯で記録する

営業開始時、ピーク前、ピーク後の残量と売れた杯数を記録します。日量は足りるのにピークでなくなるなら、仕込みや補充の時間、貯氷の考え方を見直す必要があります。

故障時の営業方法も決めておきます。代わりの氷を手配する場合の保管場所、提供できるメニュー、清掃手順をスタッフ間で共有。能力の大きな機器を買うだけでなく、点検と不足時の段取りまで含めて計画しましょう。

よくある質問

25kgタイプなら25kgためられますか?

製氷能力と貯氷量は別です。型番の数字で判断せず、仕様表の各欄を確認してください。

開業前で杯数が分かりません。

席数・回転・持ち帰りを基に通常日と繁忙日の仮説を作り、販売店に伝えて候補を比較します。開店後の実績で見直します。

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